March 31, 2008

No Country For Old Men


沼子です。


ひゃー!見てきましたよ、『ノーカントリー』。
めっちゃおもしろかった〜!!コーエン兄弟の映画は多分全部見てますが、『ファーゴ』以来の傑作じゃないでしょうか!


人が死ぬ映画があまり得意でない人にはおすすめできませんが(何十人も殺されまくるので)、ハンパないスリルとサスペンス。ド渋な俳優陣の素晴らしい演技、どこまでも見る者を裏切って行く展開、余韻の残る終わり方…… さすがですね〜。

なにしろコイツ↑が恐すぎ。髪型キモすぎ!!イヤー!!絶対こんな奴に遭遇したくねえ〜!!
予告編で「ハンニバル・レクター以来最悪の〜〜」とかって書いてあったけど、サイコ・キラー系の映画では『羊たちの沈黙』、『セブン』に次ぐ完成度でした。

コーエン兄弟の映画は、キャラクターのリアルな人物像の描き方と、単純なようで複雑なストーリー、そしてどんなにシリアスな設定でもほんの少しユーモアを感じさせるところが最高ですね。あと、どーでもいいディテールが異常に凝っていたりするところも好きです。いずれにせよ、天才的な観察力がある人たちなんだろうな、と思います。

今回見ていてふと気づいたのが、劇中に出て来る店の名前。Mike Zoss Pharmacyという薬屋がほんの少しだけ映るんですが、ストーリー上は全然重要な場所ではないんです。ただ「Zoss」ってヘンな名前だな〜 なんて思ってたまたま覚えていたら、エンドロールでその名前が!しかも、それがプロデューサーの名前だったんです。粋な遊び心っすね。多分、そういう小ネタがいっぱい仕込まれているんでしょう。

ぜひ劇場で見ることをおすすめしまーす!!

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